修士論文公聴会が終わって一息ついています。ところがどっこい。準備している横で色々起きてましたね。とんでもねぇ国に来ちまったぜ★
この度の選挙戦を見て、現代社会の危うさを感じているダイコンです。
最近の選挙では、SNSの活用が本格化してきています。TwitterやYoutubeのShort、TickTockなどで演説の動画が頻繁に回ってきたり、支援者の発言が流れてきます。
SNSの積極的な活用は、立候補者の主張を有権者に直接伝えるには有効であり、また、選挙に興味を持つ人を増やすという意味ではいいことだと思います。
一方で、最近の選挙では、嘘を含んだ演説を平気でする立候補者もいます。
特に短期間の選挙戦では、ファクトチェックや、その周知をすることが難しく、結果的に嘘をついた立候補者にペナルティがなくなっています。
このような状況では、「嘘をついても支持を集めたもの勝ち」になってしまっています。
さらに、選挙を通じて分断が深まるということが増えたように思います。
主張の違いではなく、それまで隠れていた差別意識や対立が増幅され、一気に噴き出しているという意味です。
これには立候補者の一部も加担していて、特に演説中の嘘が差別や対立を煽るようなものであることが多いです。
選挙のたびに、インターネットの空間は暴言で溢れ、見ているのが辛くなります。
さて、今回の選挙では、このような分断を煽った選挙戦を行った陣営が歴史的な勝利を収めました。
また、そのような戦い方をする政党自体が増えたように感じられました。
ということは、多くの陣営がこの戦法が有効だと認識しているということでしょう。
対立を煽れば支持が集まる。このような状況は何によって作り出されているのでしょうか。
私は、その原因の一つとして、生活の共同体が崩壊して、孤独になる人が増えていることが挙げられると思います。
現代の社会は、社会人になってからはコミュニティから切り離された生活をする人が多くなっているのではないでしょうか。
都市部に人が集まり、マンションや新興住宅地に住む人が増えると、周囲の人々とのコミュニケーションは取りにくくなります。
特に、アパート住まいで引っ越しの多い人などはそうでしょう。
また、マンションや住宅を購入して住んでいる人でも、近所付き合いをするのが面倒だという人は、町内会などには積極的に参加しません。
さらに、ワークライフバランスを重視する人が多くなり、以前よりは飲み会などのコミュニケーションの場も減っているのではないでしょうか。
上辺だけの付き合いだとしても、その関係がさらに薄くなる状況があります。
人々がこのように孤独になると何が起こるでしょうか。
一つは、他人に対する想像力がなくなっていきます。
自分と異なる価値観や、立場の異なる人と接する場がなくなると、他の人に対して思いをめぐらすことができなくなります。
つまり、社会問題になっている事柄、特に、不利益を被っている少数の人々への関心がなくなり、そのような問題に対して無関心になります。
もう一つは、政府に迎合的になります。
人は、一人では権力に立ち向かうことはできません。もしそれができる人がいるなら、よっぽど精神の強靭な人、何か信念を持った人でしょう。
多くの人はそうではありません。
従来、社会をよくする方法として、労働争議などでは、力を持たない人々が団結して権力を持つものと交渉を行ってきました。
「お前の代わりはいくらでもいる」社会では、代わりとなるすべての人が一斉に声を上げることでしか不正に対して抵抗を示すことはできません。
しかし、現在、例えば労働組合の力は、以前に比べれば格段に弱くなっています。
原因は、派遣労働や中途採用の増加などいろいろあるでしょうが、政府の長年の取り組みが実ってきたというところでしょうか。
団結が阻害され、孤独になると、人々から抵抗の意思は失われていきます。
そうなれば、権力を持つ側に意見を合わせたほうが人々は安心できます。
なぜならば、服従を示していれば攻撃の対象にはならないからです。
さらに悪いことには、政府に迎合しながらも日常生活に不満を抱いている人々は、そのはけ口として弱者に攻撃的になります。
体制に不満をぶつけられないとなれば、それとは対極にいる社会的な弱者に矛先を向けるしかありません。
例えばそれは高齢者であり、がん患者などの高額医療費制度を使わなければならない人であり、障害をもつ人々でもあります。
SNSが発達した現代でさらに状況を悪くするのは、このような声が拡散されやすくなっていることです。
物議を醸す発言はすぐに注目を集め、広がり、批判も殺到しますが、一方で共感する人も現れます。
政治家もこのような特徴をうまく利用し、攻撃的な言動で注目を集めようとします。
普段はモラルによって言いにくいことを、「バッサリ言ってくれる」政治家に人々は熱狂し、支持が集まってしまうのです。
生活の中で従来の共同体が崩れたことは、社会の中により多様な価値観を生み出すことにつながったはずです。
しかし、人々のつながりが切れてバラバラになってしまったことにより、孤独感が増し、現在のような分断が広がる時代になってしまったのではないかと私は考えます。
しかし、この問題をどうすれば解消できるのか私にはわかりません。
一つは、SNSでの選挙活動について規制を強めることがあるでしょうか。
選挙期間中は、選挙活動に関する投稿や動画に関して収益化を禁止するなどすれば、必要以上に過激な主張が拡散することを防げるのではないかと思います。
一方で、どのような内容が規制の対象なのかについては慎重に議論する必要がありそうです。
もっとも、今の政府にとってはこの問題は緊急を要する議題ではなさそうなのですが…
我々一般市民にできることは、政治家の主張に懐疑的になり、裏をとること。
嘘を拡散するような政治家には投票しないことくらいしかなさそうです。
情報リテラシーが求められているということです。
どうすればこの嫌な傾向をなくすことができるのかわからないですが、少なくとも私自身は、冷静に判断のできる有権者でありたいと願うばかりです。
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ここまで書いたところで、SNSにありそうな攻撃的な反応をチャッピーに出力してもらいました
・「全部妄想で草。負けた側の言い訳にしか聞こえないんだけど?」
・「“分断が〜”って言う人に限って自分が一番分断してるんだよな。」
・「孤独が原因とか、ずいぶん上から目線だね。国民を見下してるの気づいてる?」
・「嘘って誰が決めるの?自分と意見違ったら全部デマ扱い?」
・「SNS規制しろとか言い出すあたりで察し。言論弾圧したいだけでしょ。」
・「結局“自分の気に入らない政治家は悪”って言ってるだけじゃん。」
・「選挙で勝った=民意。それが気に入らないなら民主主義向いてないよ。」
・「高齢者や障害者をダシにして感情論に持っていってるのが透けて見える。」
・「情報リテラシーとか言ってるけど、まず自分が偏ってるの自覚したら?」
・「SNSのせいにしてるけど、単に国民があなたと違う考えを持ってるだけでは?」
・「こういう“私は冷静です”アピールが一番信用できない。」
・「労働組合が弱くなったのも政府のせいって陰謀論ですか?」
・「分断が嫌とか言いながら、しっかり敵味方に分けてて草。」
・「長文書いてるけど中身ふわっとしてる。具体策ゼロ。」
・「“政府に迎合してる”って決めつけがもう危険思想なんよ。」
・「嫌なら投票行って終わりでしょ?なんで社会のせいにするの?」
・「孤独だから差別が増えるって…そんな単純な話なわけない。」
・「自分と違う意見=煽りって発想がもう排他的。」
・「こういうインテリ気取りのブログが一番分断生むんだよ。」
・「で、あなたは何か行動してるんですか?」
おお、怖い怖い。皆さん”いけず”ですねぇ